【当選確率と期待値】子育て支援くじ(第747回全国自治宝くじ)
興味を引かれる宝くじが発売されたので、当選確率と期待値を求めてみました。
概要
発売期間:平成30年4月28日(土)~5月15日(火)
抽せん日:平成30年5月17日(木)
価格:1枚200円
発売額:発売総額40億円・2ユニット ※1ユニット1,000万枚
発売地域:全国
発売元:全国都道府県及び20指定都市
収益金の使途を子育て支援に限定した、初めての宝くじ。
収益金の全額が地方自治体による保育所や児童館の整備をはじめ、子育てのさまざまな支援に役立てられます。
とのこと。
通常の宝くじからも子育て事業の支援は行われており、上記公式サイトの「事業紹介」から先例を見ることができます。ただし、収益金をどんな事業に割り振るかは協議会次第でした。
今回の子育て支援くじでは収益金の使用用途が初めから決まっているため、購入することで確実に子育てを応援することができます。子育て真っ最中のかたはもちろん、今後子供が欲しいと思っているかたや、単純に子育て世代を応援したいと思っているかたなどが「おまけがついてくるかもしれない寄付」として買うにはもってこいの宝くじでしょう。
公式サイトを見ても、過去の事業に「どれだけ」「どのように」収益金が使われたのかが不明なのが惜しいところです。今回の売れ行き次第で(?)子育て支援くじ第2弾が発売される際には、ぜひそのあたりの情報も公開してくれることを願います。
期待値など
当選金 | 本数 | 当選確率 |
---|---|---|
30,000,000 | 4 | 0.00002% |
10,000,000 | 8 | 0.00004% |
100,000 | 396 | 0.00198% |
1,000,000 | 200 | 0.00100% |
10,000 | 40,000 | 0.20000% |
2,000 | 200,000 | 1.00000% |
200 | 2,000,000 | 10.00000% |
100,000 | 2,000 | 0.01000% |
- 1枚当たりの当選額の期待値:91.98円(販売額の約45.99%)
- 1000万円以上の当選確率:0.000060%
- 10万円以上の当選確率: 0.013040%
上記の内容を鑑みると、このくじは「少ない購入額(1枚200円)で10~100万円の当選を狙う」のに適した宝くじだと言えるでしょう。
当たりますように!
川越市をいよいよ現地調査! 調査のポイントをまとめました
さて、たっぷり予習をしたところで、いよいよ現地調査に入ります。調査の期間が限られているので、実際に自分の目で確認したいことをまとめておくことにします。
こびとの川越市調査項目(予定)
口コミの検証
基本はこれですね。特に川越市ってどんなとこ?(口コミ編) - 川越市に住んでみたの記事で太字にした引用部分は、実際にどうなのかを確認したいところです。
通っている路線、駅別の特徴
検証中に電車移動することはあまりないかもしれませんが、主要な駅の様子は実際に見てみたいですね。
駅から放射状に歩いてみる(所用時間、街の雰囲気、道の安全度)
余裕があれば、主要な駅から実測で「徒歩何分以内」の範囲がどこまでかを検証したいです。Googleマップ等でも概算は出ますが、「坂が多い」「車通りが多い」などの口コミがあったので、実際には歩きづらくて余計に時間がかかるかもしれません。
図書館の使い勝手
図書館Loverなので、図書館の使い勝手は大事です。川越市は図書館の数が少ないようなので、サービスでそれがカバーできそうかを確かめたいです。
住んでいる人、家の特徴
どのエリアにどんな家が建っていて、どんな人が住んでいるのか、街を歩きながら感じ取れたらと思います。
住むならどのエリアがよさそうか
最終目的「家を建てる」ことを考えたとき、私ならどこに建てたいかを意識しながら暮らします。
普段の買い物ができるスーパーと、各店の特徴
そのままですね。郊外に行くとスーパーの数が少ないようなので、分布も合わせて調べたいところです。
外食先
調査という名目でおいしいお店とたくさん出会えるのを楽しみにしています(笑) 予算的に、ハレの日の食事先というよりは普段使いのお店を主に開拓していくことになると思います^^;
近隣の市町村との比較
こちらは調査終了後に改めて調べなおしたいですね。
役所の対応
今回の調査では住民票を移して川越市民になるわけではないのでどこまで調べられるかわかりませんが、トラブル等があったときにどの程度対応してもらえそうかが探れればと思います。
以上、実際に現地で確認したいことをまとめました。
この後は調査のため、しばらくブログをお休みいたします。ゴールデンウイーク明けごろには、また更新できるといいな……。
地元のかたや元住人のかたからの情報やアドバイスは随時募集中です。
それでは楽しみに現地調査に行ってまいります!
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川越市ってどんなとこ?(口コミ編)
現地調査の前に調べられる情報を集めてみました。今回は口コミ編です。
川越市についての口コミ
ここまでの記事でもお世話になった以下のサイトから、気になった川越市の口コミを集めてみました。
※ただし、太字部分は現地で確かめられそうな点をこびとが加工したものです。
交通について
美点
・東武東上線、JR線、西武池袋線が通っているので、都内に通勤、通学し易い。
・羽田空港やディズニーリゾート直結のバスが出ている。
・都内からの終電が23時以降までありとても利用しやすいです。
遠距離バスの起点があるのは、旅行好きならポイントが高いですね。上記の他に、成田空港行きのバスも出ています。
川越シリーズ3駅はこのあたりのハブステーション(拠点駅)なので、電車の利便性も高いです。ちなみに、近隣の他のハブステーションとしては、南に所沢駅、東に大宮駅があります。
川越市駅から副都心線直通。さらに始発。
・本川越から西部新宿線使って確実に座ったまま新宿まで行けるのは結構良さそう。
終電については、調べたところ以下のとおりでした。(2018年4月現在)
<平日>
池袋 0:44発、川越 1:21着
新宿 0:24発、川越 1:21着
<土日祝>
池袋 0:15発、川越 0:52着
新宿 23:57発、川越 0:52着
池袋からでも新宿からでも川越駅に着く時間が同じなのは、新宿からの終電は山手線などで一度池袋に出るルートになるためです。
口コミどおり遅くまで終電がありますし、終電の割に移動時間が短い(池袋からだと37分)のも嬉しいですね。
欠点
・八高線直通の川越線は少ないと1時間に2本しか走らず、近くを走る東上線と比べると、とても不便。
・東上線の遅延率が高い為、電車利用時は注意が必要。車はあった方が便利。
・駅からのシャトルバスの本数が少ないこと(1時間に一本程度)
・市内から少し離れるとコンビニや薬局、飲食店などが近くに無いため車が必須になる。
・坂が多い。
・メインの道を外れると歩道がなく車の交通量が多いので案全面で子供がしんぱいです。
・道が狭くて交通量が多いため、徒歩で散歩をイメージしてこちらに住みましたが、 散歩にそれほど向かないですね。
・車の方が多いからなのか、街灯が非常に少ないので、夜道を自転車で帰る時さえも怖く感じることがある。
もともと城下町だったこともあってか、道路の整備がいまひとつ、という意見が目立ちました。東京の都心部と比べて車移動が欠かせない地域であるため、なおさら問題になっているようですね。
中心部から離れると徒歩圏内に買い物できる場所がないというのも、車社会ではありがちなことです。
私は車の運転に自信がないので、できれば車なしで生活したいと思っています。川越でそれが実現できるかどうか、現地調査で確かめたいところです。
気候について
・典型的な関東内陸型の気候で、夏場は38℃まで気温が上がる事もあり過ごしづらい。
・雨が降ると洪水して大変です。
・新河岸(旧道の不老川近辺)は避けた方が無難ですよ。水害で有名で最近は入る人より出る人の方が多いそうです→新河岸川沿いだけど、水害対策されてもう6年(2001-2007)くらいは水害こなくなりましたよ。
川越市は、夏に最高気温をたたき出す地域としてよく話題になる熊谷市からわずか20kmの距離にあります(県境から県境までの距離)。したがって気候も熊谷市に似ているはずで、夏の気温が高いのも道理でしょう。ただ、気温が高いから過ごしづらいとは限りません。湿度が低ければ、直射日光を避けるだけでもだいぶ過ごしやすいはずです。
今回の実地調査は春に行うので暑さの検証はできませんが、機会があれば実際に夏を過ごしてみるのが一番でしょうね。水辺とそうでないところとでは過ごしやすさも違うかもしれません。
市の中心部を東西に挟むかたちで流れている川と南部の川、大きく3本の川があるのも川越市の特徴です。現状がどうかはともかく、昔は確かに水害などあったでしょう。災害回りの事実は、少し調べれば情報が出てきそうです。(調査はまた後日)
市政について
・駅前の自転車駐輪場がいつもいっぱいで、定期券がなかなか当たらないこと
・待機児童が多い。
・自治会やPTAなど地域の活動が多すぎる。
・郊外のため専業主婦率が高いイメージ。保育園や学校の行事の参加率は100%に近い。PTA活動が盛ん。少子化に加え行事の多さと昔の慣習がそのまま引き継がれている。共働きには負担が大きい。学童の役員もあるので、一度住む前に調べておいた方がいいかも。
川越市の口コミは他の市町村と比べて多く、単純に人口が多いという以上に「地域に思い入れのある人が多い」という印象を受けました。お祭りなどの行事が盛んなのも、地元を強く思う気持ちの表れなのかなと思います。
それをよしとするかどうかは人によるところなので、事実だとすれば、川越に移るときには近所づきあいや地域の活動をしっかりしていく覚悟を持って移住したほうがよさそうですね。
専業主婦率については、以前 川越市ってどんなとこ?(子育て環境編)で書いたとおり、川越市の政策として共働きがしづらい→専業主婦に転向する人が多い、ということなのかもしれません。
待機児童が多いのは確かなので( 川越市ってどんなとこ?(子育て環境編)より)、専業主婦が多くてその状態だとするとパンク状態、早急に手を打つ必要がある状況だと考えられます。市のHPを見ても、そこまでの切迫感は感じられなかったのですが……。
観光地であることについて
美点
・観光地なので、それを日常的に眺める事が出来る環境は得した気分になれます。
・チェーン店も多いのですが、駅から少し外れたところに個人でやっているおしゃれなカフェが迷うくらいあります。
・いつもなにかとイベントや祭りが行われており、街全体がすごく明るい印象をうける。 川越まで歩いてすぐなので、祭りの際などは川越市の方まで屋台が出ていたり、マラソン大会などで川越市の駅前道路をつかったり、参加する人も見る人も楽しめるようになっている。
・夏の百万灯祭り、秋の川越まつりはあまりにも有名。また、お盆前には大掛かりな花火大会もあり、イベントには事欠かない。
いつも何かが起きている場所というのは飽きないものです。東京に人口が集中する理由の一つがそれでしょう。
川越市では、お祭りを含む毎月複数のイベントが実施されており*1、退屈することはなさそうです。また、都心部からはやや離れた立地ですが、それらのイベントや「小江戸」のネームバリューがあるため、自宅に人を呼びやすいのではと思います。
個人的には飲食店の充実具合もポイントです。ちょっといいことがあった日に、電車移動なしでおいしいご飯を食べに行ける環境だと、暮らしが豊かになる気がしますからね。
欠点
・観光地なので仕方ないが、川越祭りの後に街がゴミがすごい
・シーズン以外でも休日はそれなりに混むので買い物や食事に時間がかかる。
美点と欠点は表裏一体。人が集まれば街は汚れます。住人以外の人間が多く出入りするということで、治安も気になるところです。
休日にお店が混むのは、川越に商業施設が集まっているため、周辺の地域からも人が来るからでしょうか。逆に言うと、周辺の地域に住んだ場合、買い物をするのに川越まで出てこないといけないということかもしれませんね。
その他
・主観的な評価だが、地震の際は周囲より低い震度となることが多い。 降雪、台風による水害も少なく、災害発生の可能性は低いと思われる。
・スーパーや家電量販店もあり、買い物には困らない。
・街が広すぎないのでどこにどういう店があるのか把握しやすく自分の好きな店を見つけやすい
この辺りはかなり主観的な話になるので検証が難しそうです。
最後の「街が広すぎない」というのは分かる気がします。私が以前住んでいた長野県の松本市がそんな感じでした。街の中心部に主要な機能がぎゅっと詰まっているので、そこに行けばすべてが事足りる安心感があるのです。
新宿のような大都会に買い物に行くと選択肢がありすぎて結局決められないことがありませんか? ほどよいサイズ感の街では逆に、そこで事足りなければどうしようもないので諦めがつくという利点もあります。やたらと歩き回る必要もないし^^;
というわけで、川越市が松本市と同じような特徴を持っているなら、個人的には気に入りそうな気がします。これは期待値が上がってきましたよ!
以上、川越市の口コミを項目ごとに見てみました。
次回は現地で調査したいことをまとめる予定です。
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川越市ってどんなとこ?(保健・福祉編)
現地調査の前に調べられる情報を集めてみました。今回は保健・福祉編です。
川越市の保健・福祉
ゴミの分別と収集
地域によって大きく違うゴミ処理の方法。川越市の現時点でのルールは以下のとおりです。*1
ゴミ収集費用
粗大ごみ以外は基本的にかかりません。有料のゴミ袋を義務化する地域も多いなか、基本料金が無料なのはありがたいですね。
ただ、川越市でも2012年頃からゴミ収集を有料化するという話は出ているようです。*2ホームページの情報からは「何のために有料化するのか」は読み取れませんでしたが、今のところは市民の反対意見を尊重しているようです。
紙類や布類以外は、無色透明または白色半透明の袋で出せばOKだそう。スーパーのレジ袋を再利用できます。
分別項目と収集頻度
- 可燃ごみ:週2回
- プラスチック製容器包装:週1回
リサイクル「プラ」マークが書かれている、商品そのものではないプラスチック部材が対象。フタを外して中身を捨て、軽くゆすいで出します。 - 紙類:月1回
雨の日も回収実行。 - 不燃ごみ:4週に1回
小型家電、金属類、割れ物など。自転車、ベビーカー、1段までの衣装ケースも出せます。 - 有害ごみ:4週に1回
蛍光管(購入時のケースに入れて出す)、乾電池・水銀体温計(市指定の保管袋に入れて出す)など。 - ビン・缶:2週に1回
化粧品や油のビンも回収OK。ビンと缶は同じ袋に入れて出せます。
農薬や梅酒のビン、菓子缶や粉ミルク缶、塗料缶や一斗缶は不燃ゴミの扱いだそうです。 - ペットボトル:2週に1回
- 布類:年2回
ゴミの出る頻度に対して、紙類と布類の収集頻度が低い印象です。
特に紙ゴミは、ポストに入れられるチラシや通販の段ボール、郵便物などがどんどんたまるので、2週に1回くらいの頻度で回収されないのであれば、家に「紙ゴミ置き場」を設置する必要がありそうです。(今後子どもが学校に行くようになればプリント類も大幅に増えるでしょうし……)
家に滞留するモノはできるだけ増やしたくないので、この点は少し引っかかりますね。お酒を飲む習慣があるご家庭だと、缶の収集頻度がやや低いのも気になるのではないでしょうか。
反面、生ゴミが無料で週に2回捨てられるのはとても助かります。過去に経験があるのですが、夏場に例の黒い虫が出て退治したときなど、その死骸を有料ゴミや収集頻度の関係ですぐに処理できないのは、精神的に非常によろしくないものです。
市内の病院*3
- 市内にある病院の数:213院
- 住人1000人当たりの医師数:2.46人
- 市内にある薬局の数:144軒
1000人当たり医師数2.46人というのは埼玉平均の1.38人や全国平均の1.54人と比べて高い数字で、医療施設は充実しているといえるでしょう。マイナーな科も含めて大抵の診療科はそろっています。
病院数が多いのは内科(119院)と歯科(172院)で、*4もはや石を投げれば当たるレベルです。
出産のできる病院は3院あります*5が、そのうちの2院は総合病院なので、希望してすんなり分娩予約が取れるかはわかりません。
内科、心療内科、小児科、外科、泌尿器科は、曜日によりますが20~22時まで診療を実施している病院があります。中でも市役所ちかくにある川越市医師会夜間休日診療所は、平日・土曜は20~22時、日曜・祝日は9~22時まで診療を実施しています。内科と小児科があるので大変助かる施設だと思うのですが、Googleの口コミを読むかぎりだと評判はかなり悪いです^^; Calooには良い口コミもあるので、ケースバイケースなのかな……。
公営ジム施設
健康維持が気になるお年頃になり、引越し前にチェックするようになったポイントです。できれば定期的に器具を使った運動やプールでの運動をやりたいけど、民間のスポーツジム利用料は高い! 安価に利用できる公営のジムがあると、筋トレもはかどる……かもしれません。
※調査の動機が↑のとおりなので、主にレクリエーションに役立つ貸し体育館やグラウンドの情報は省いています。
川越市にある市民スポーツ施設は以下のとおりです。
川越市中高年齢労働者福祉センター「サンライフ川越」
トレーニング室があります。
広さ138㎡ コードレスバイクやランニングマシンから本格的なバーベルやチェストプレスなどのトレーニング機器をそろえております。
・・・とのこと。
基本的な器具はそろっているようなのですが、問題は立地。こちらの施設は川越市北東の外れも外れ、川島町との境界近くに位置しています。先日の地理編で見たとおり、ほとんど民家のないエリアです。バスで行くにしても、最寄りのバス停からも徒歩15分の距離。定期的な運動のためにアクセスするなら自家用車が必須になるでしょう。
- 利用料:1人1回300円、45歳以上だと250円
「中高年齢」向けの施設とあって、45歳以上の人を主な対象としているようです。なお、川越市、坂戸市、鶴ヶ島市、日高市、川島町、毛呂山町、越生町に在住していない場合は、料金が倍額になります。 - 利用可能な時間:火曜~土曜の9~21時、日曜祝日の9~17時
平日は結構遅くまで開いています。自宅が近ければ会社帰りによることも可能な時間ですね。家庭のある中高年だと難しい気がしますが。
トレーニング室利用の他にも、会議室やカラオケ装置、将棋盤や麻雀セットが借りられたりするようです。保養所的な雰囲気を感じます。
最初にも書きましたが、定期的に利用するには致命的にアクセスがしづらいです。どうやらこの施設があるあたりは工業団地らしいので、そこで働いている人なら便利に使いこなせるのかもしれません。
そうでない人は、中年ならば会社帰りに寄れる立地ではなく、高年ならば公共交通機関ではアクセスしづらく、どちらも利用が難しいのではないでしょうか。
実際はどんな人にどのくらい利用されているのか気になるところです。
川越市総合福祉センター「オアシス」
室内温水プールがあります。 障害者、高齢者に向けた福祉施設ですが、一般人も利用できます。
こちらの施設はぎりぎり市の中心部といえる場所(東端)にあり、サンライフ川越と比べるとだいぶアクセスしやすそうです。本川越駅から1.7kmなので歩けないこともない距離ですし、バスに乗れば施設の目の前のバス停で降りられます。駐車場もかなり広めにとられているので、自家用車を利用しても行けそうです。
- 利用料:
川越市在住なら大人300円、小中学生150円
(未就学児は無料)
(市内在住・在勤・在学の障害者・高齢者およびその介添人1名は無料)
(市外在住者は通常料金の1.5倍) - 利用可能な時間:
火曜~日曜の15時半~20時半(障害者、高齢者は左記に加えて10~15時)
当プールは主に高齢者と障害者の自立の促進及び、健康の増進を図ることを目的としています。そして、一部の時間帯は一般の方(健常者)も一緒に利用いただく仕組みになっています。
従いまして、プールの利用時間、コースレイアウトなどは高齢者と障害者が利用されることを前提に設けてあります。
一般の方(健常者)におかれましては、温水プールの趣旨をご理解の上、ご利用くださいますようお願い致します。
・・・とのことで、一般的な市民プールとは少し毛色が違いますが、節度を守って利用する分には支障なく使えそうです。
市営でマシントレーニングや水泳ができそうな施設はこの2つだけでした。
市の中心部や東上線の西側には民間のスポーツクラブがそれなりの数あるようなので*6、住む場所によってはこれらを利用したほうが便利かもしれません。
以上、川越市の保健・福祉についての予習でした。
次回は川越市の口コミを集めてみます。
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川越市ってどんなとこ?(教育編)
現地調査の前に調べられる情報を集めてみました。今回は川越市の教育環境についてです。
川越市の教育環境
参考:「学校基本調査報告書2015」(文部科学省生涯学習政策局)
小学校
小学校は、市の東部と南端、北端を除いて、比較的まんべんなく存在しています。就学先は住民票の住所によって学区分けされますが、「やりたい部活がないから」といった理由での就学先変更も可能。
市の端の学区は広くなりがちで、最大の通学距離は5kmほどです。もっとも、これはあまり民家がない市の最南端から福原小に通った場合の話で、極端な例ではありますが。ただ、実際にバスで通学している児童はいるようです。
先生1人あたりの児童数は、埼玉県の平均である17.1人と比べるとやや多いです。東京都の平均は15.7人、全国平均は12.8人なので、川越市の小学校教諭の負担は大きめだと言えるでしょう。
ちなみに、埼玉県の小学生は宿題の実行率が全国1位だとか。
中学校
- 学校数:22校
- 教員1人あたり生徒数:15.3人(平成27年度)
- 最小規模の中学校:芳野中(生徒数151人・平成29年度)
- 最大規模の中学校:城南中(生徒数631人・平成29年度)
中学校も、市の東部と南端、北端を除いて、比較的まんべんなく存在しています。
就学先は小学校と同じく住民票の住所によって学区分けされます。「やりたい部活がないから」といった理由での就学先変更が可能なのも同様。
1つ1つ照合したわけではありませんが、小学校の近くに建っている学校が多いようです。福原小と福原中、川越西小と川越西中などは、隣同士の敷地です。縦割りの行事が盛んということは特にないようですが、通学先の場所がほぼ同じなら、中学に進学したときの変化が少なくていいかもしれませんね。
先生1人あたりの生徒数は、埼玉県の平均14.8人とほぼ同じです。
高等教育機関
- 市内にある高校数:1校
その名も川越高等学校。市の中心部にあります。
- 市内にある大学:5校
私立東京国際大学、私立東洋大学、尚美学園大学、私立東邦音楽大学、西武文理大学川越のキャンパスが存在します。
図書館
公式サイト:川越市立図書館
- 館数:5つ
- 蔵書数:799,324冊
- DVD所蔵数:44,274枚
- 貸し出し:書籍10冊+AV資料3点まで、15日間
- 勉強スペース:中央図書館(中心部北)と高階図書館(新河岸駅近く)にあり
- 図書館が利用できる他の市町村:坂戸市、鶴ヶ島市、日高市、川島町、毛呂山町、越生町
5つの図書館のうち2つは市の中心部にあり、お互いに2kmも離れていません。あとは北西の川越線的場駅の近くと、南部の新河岸駅の近くにそれぞれ1つ。そして、北西の川越線笠幡駅から少し行ったところに分室が1つあります。
館別の蔵書数の情報は見つかりませんでしたが、中心部の図書館にほとんどの蔵書があるとすれば、中心部へのアクセスの悪さが情報の得にくさに直結してしまいます。これはぜひ現地で調査したいところです。
そうでなくとも、例えば新宿線南大塚駅の近くに住んだ場合、図書館に行くのに毎回電車に乗ることになります(駅からの直線距離でも3kmあるので)。
図書館利用の優先順位が高い場合は、中央図書館(=中心部の北側、氷川神社付近)へのアクセスがよいところに住む必要がありそうです。
以上、川越市の教育環境についての予習でした。
なお、川越市の施設の場所を調べるには、川越市公式サイトの地図情報ページが便利でした。
次回は川越市の保健・福祉について調べる予定です。
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川越市ってどんなとこ?(子育て環境編)
現地調査の前に調べられる情報を集めてみました。
2人の子供を育てている身として、やっぱり子育て環境は気になるところ。今回は行政編とする予定だったのですが、子育て関係の調べものに思わず熱が入ってしまったため、独立記事としてお送りします。
川越市の子育て環境
情報収集のため、川越市公式ホームページを使ってみました。
アイコンなどを活用して直感的に使える工夫がされています。情報も整理されていて探しやすいと感じました。
子どもの医療
- 医療費:中学3年生まで無料
- 無料検診:3回+α
内訳・・・4か月、1歳6か月(歯科検診も含む)、2歳歯科検診(抽選)、3歳(歯科検診も含む)
医療費が15歳まで全額助成されるのはありがたいですね。首都圏では一般的な制度になりつつあると思います。
2歳時の歯科検診が抽選なのには驚きました。
[概要]
歯科健診、ブラッシング指導、おやつについての話、フッ素塗布(希望制)[対象者]
実施時に指定する期間内に生まれたお子さんと保護者1人(抽せんで40組)[申請期日]
開催前月の指定の日までに、往復ハガキまたはホームページよりお申し込みください。
……だそうです。希望すれば無料でフッ素塗布までしてもらえるのはうれしいですが、指定日までに申し込み手続きをしないといけないのは面倒ですね(何より忘れそう……)。しかも開催日時や頻度は、市のホームページからでは分からない=市役所に直接問い合わせないといけないようです。
川越市の0~4歳人口は14,088人(平成30年3月1日現在)ですから、2歳児の数はざっくり5で割って2,800人ほど。その中から抽選で40組ってことは、倍率70倍ですよ。「当たったらラッキー」くらいに考えておいた方がよさそうです。
保育園・病児保育
まずはデータを並べてみます。
- 認可保育園の入園決定率:69.8%(平成29年度)
- 待機児童数:公表値では64人、「保育園を考える親の会」のデータでは462人(平成29年度)
- 認可保育園の数:公立20園、私立33園
- 認定こども園の数:2園
- 認可保育園と認定こども園の定員合計:4247人
(参考ページ:保育園・認定こども園一覧/川越市) - 認可保育園の保育料上限:59,300円
(3歳未満、保育料算定所得割365,000円以上のケース) - 認可保育園の保育料(中間所得層):42,200円
(3歳未満、保育料算定所得割130,000円以上145,000円未満のケース) - 認可外保育施設の数:18園+ベビーホテル3園
- 病児保育施設の数:3施設+病後児保育室1施設(各定員3名)
保育園の話をするうえで一番気になるのは「入れるかどうか」ですよね。そう考えると、入園決定率*1が7割以下というのは心許ない数字です。ちなみにこれは東京で言うと世田谷区や新宿区、練馬区と同じ水準。豊島区(90.8%)や板橋区(77.1%)よりも認可園に入りづらいことになります。
「待機児童は市の南部に集中しており、北部にはほとんど存在しない」という口コミも見かけました。真偽のほどは分かりませんが、保育園の分布図を見ると、確かに保育園の数は北西部のほうが南部よりも充実しています*2。
しかし、病児保育の定員が市全体で9名というのは、保育園児4000人超+小学1~3年生に対する数としては明らかに足りないでしょう。預かり不可の病気も多く(気管支喘息発作や流行性角結膜炎、その他感染症など)、子どもが登校・登園できない日は、基本的に親が家で世話をするしかなさそうです。
保育環境を総合的に見ると、川越市はこれから子どもを産む予定のある共働きの夫婦が住むにはあまり向かないと言えそうです。
参考:
http://www.city.kawagoe.saitama.jp/kosodatekyoiku/azukeru/hoiku/hoikuen.files/tebiki9.29.pdf
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0607/documents/29taikisityousonbetu.pdf
『2017年度版 100都市保育力充実度チェック』(保育園を考える親の会)
その他の子育て支援
子どもが3人以上いる世帯には商品券が配布されます。制度自体は埼玉県全体で実施されているものですが、県からは3年間で5万円分が渡されるところを、川越市が3万円上乗せして8万円分を渡しているそうです。
第3子以降、または多胎児の妊娠から産後までに、日常の家事や育児のサポートが無料で(!)受けられる制度。第3子以降妊娠の場合は産後半年までに40回、多胎児妊娠の場合は産後1年までになんと64回もの派遣を受けることができます。
平日のワークアワーで1日1回2時間という制限はありますが、心身ともに疲弊しがちな妊娠中や産後に80~128時間ものサポートを受けられるのは相当助かりますよね。かなり太っ腹な制度です。
厳しめの保育状況との差を考えると、川越市としてはまず専業主婦世帯にたくさん子どもを産んでほしいという気持ちがあるのかもしれません。(しかし、待機児童ゼロも目標に掲げているので、いずれすべての子育て世帯に援助の手が行き渡るはず……!)
産後4か月までの母子が医療機関等にショートステイ(宿泊)する際の利用料金のうち、一部を市が補助する制度です。
産後ケア施設の利用料は一般的に1泊2万円以上かかりますが、市がそのうちのどこまでを負担してくれるのかは記載がなく、直接問い合わせないと分からないようです。
以上、川越市の子育て環境についてまとめました。
他にもこんなことが知りたい!という情報がありましたらお知らせください。調査していきます。
次回は川越市の教育環境について調べる予定です。
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川越市ってどんなとこ?(地理編)
現地調査の前に調べられる情報を集めてみました。まずは地理編です。
川越市の地理
川越市は埼玉県の中央よりやや南に位置しています。中央線でいうと、国分寺駅からずっと北に行った位置です。
周りの市区町村に比べると大きめですね。実際、埼玉県の市町村としては秩父市、さいたま市、飯能市、小鹿野町、熊谷市、深谷市、加須市に次いで8番目に大きいようです。
(参考サイト https://sumaity.com/town/ranking/saitama/area/)
総務省統計局の人口集中地区(平成27年)データを地理院地図で見ると、人口が集中しているのは、川越駅から北に延びるいわゆる「小江戸」と呼ばれる観光エリアと鉄道の各駅の周辺。
それ以外の場所、特に市の北~西エリアにはあまり人が住んでいないようです。航空地図で見た感じだと畑が多いのでしょうか。川越はサツマイモの名産地だそうですし。
行政区域を見てみても、細かく分かれているのは東上線と新宿線の駅周りのようです。このエリア内に住むかどうかで、生活の利便性が変わってきそうです。
鉄道
東武東上線(正式名称は東部東上本線)
JR川越線
- 市を東西に貫く
- 5駅:南古谷(みなみふるや)、川越、西川越、的場(まとば)、笠幡(かさはた)
- 上り方面はさいたまスーパーアリーナのある大宮駅に続いている。下り方面は笠幡駅から2駅で終点。
西武新宿線
3つの路線は市の中心部で交わっており、川越市駅、川越駅、本川越駅はそれぞれ徒歩圏内です。この中心部の路線関係と駅名のまぎらわしさ、「新宿」に近いものを感じます。
乗り換えなしで新宿や池袋に行けるのは便利ですね。東上線と新宿線の駅周りに人口が集中するのも分かります。特に新宿線は、経路がやや大回りなぶん時間はかかりますが、始発駅なので確実に座って通勤できるところが人気のようです。
バス
鉄道でカバーできていないエリアの交通はバスで補われている……と思いきや、そうでもないようです。
鉄道路線の経路から外れている主な路線は以下のとおりです。
- 川越駅から北に、観光エリアを縦断する路線
- 観光エリアの北端(氷川神社)から東に延びる路線
- 観光エリアの北端(氷川神社)から北に延びる路線
- 川越駅から南に、東上線と新宿線の間を縦断する路線
- 東上線鶴ヶ島駅と川越線笠幡駅を結ぶ路線
運航数は、路線にもよりますが概ね平日で10便、土日祝で7便程度のようです。朝晩は60分間隔、日中は90~120分間隔くらい。日常の足として使うにはちょっと心許ない数字です。駅周り・中心部以外に住む場合は自家用車を用意する必要がありそうですね。
(参考サイト 川越市バスマップ(第2版)を作成しました。/川越市)
次回は川越市の行政について調べる予定です。
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